砂糖がカチコチに固まったんだけど。どうにかならないの?
こういった疑問を解説したいと思います。
- 砂糖はなぜ固まる
- 砂糖が固まらないようにするには、どうやって保存したらいいの?
- 砂糖が固まってしまった場合は?
砂糖はなぜ固まる
砂糖がカチコチに固まったんだけど、砂糖ってどうして固まるものなの?
砂糖はなぜ固まってしまうのですか?
精糖工業会 https://www.seitokogyokai.com/faq/
「砂糖がカチカチに固まってしまった」という経験をされた方は多いのではないでしょうか。特に「上白糖」は固まりやすい性質を持っています。
上白糖は、結晶に砂糖液を振りかけているため、外気が乾燥すると、結晶の表面についている砂糖液の水分が蒸発します。すると、溶け込んでいた砂糖が、水分が少なくなることで溶けきれなくなり、小さな結晶として現れます。この小さな結晶が、上白糖の結晶と結晶を連結する接着剤のような役割を果たして、砂糖の塊をつくってしまうのです。
砂糖結晶の表面には水分を含んでいるんだ。
この水分が乾燥して飛ぶことで砂糖が固まるんだよ。
砂糖の中でも、上白糖と三温糖などの砂糖は固まりやすいんだ。
たしかに、そうかも。でもなんで?
上白糖と三温糖はしっとりとしていると思うけど、水分を多く含みやすい性質をしているからなんだ。普段から水分を含んでいる分、乾燥したときにカチコチになる。
逆にグラニュー糖はサラサラしているね。
グラニュー糖は水分を比較的含んでいないからね。砂糖が固まるのが嫌な場合はグラニュー糖を使用するのもおすすめだよ。
砂糖が固まらないようにするには、どうやって保存したらいいの?
砂糖が固まるの防ぐためにはどうすればいいの?
砂糖はどのように保管方法するのがよいですか?
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台所は煮炊きをしているため、湿度の変化が大きく、砂糖を置いておくと固まりやすくなります。また砂糖の入っているポリ袋は通気性がありますので、封を切っていなくても外気の影響を受けます。できるだけ外気の影響を受けにくい、密封できる缶や容器に入れておくことをお勧めします。
砂糖は乾燥と湿潤を繰り返すと固まると言われているよ。
砂糖を固まらせないためには、乾燥させなければいいんだ。
乾燥を防げばいいんだね。
また、一般的な砂糖の袋には空気抜きのために穴が空いているんだ。固まるのを防ぐためにも砂糖は袋のまま使用せずに保存容器に移し替えて使用するのをオススメするよ。
イチオシの保存容器を紹介
シンプルなデザインで他の調味料入れとも合わせやすい。開口部にはパッキンも装備されていて密閉性が高いよ。
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砂糖の乾燥をしにくくする素焼きのポッド
砂糖が固まってしまった場合は?
砂糖が固まってしまった場合はどうすればサラサラになるの?
固まってしまった砂糖はどうしたらいいですか?
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砂糖が固まってしまうのは砂糖液中の水分が蒸発するためです。ですから、これをほぐすには蒸発した水分を補って、砂糖の小さな結晶を再び溶かしてあげればいいのです。
簡単な方法としては、固まった砂糖をビニール袋に入れて霧吹きで水をかけ、袋の口を輪ゴム等でしっかり留めて数時間置いておくことです。霧吹きの量は固まり具合にもよりますが、1kgの砂糖に対して4~5回程度でよいでしょう。あまり吹きすぎると砂糖そのものが溶けてしまいます。
それも面倒であれば砂糖と食パンを同じ容器にいれて密閉し、一晩置いてみて下さい。食パンの水分が砂糖に移って柔らかくなります。
乾燥して飛んでしまった水分を加えてあげれば、元のようにほぐれるよ。
方法としては、霧吹きをかける、食パンをいれるなどいろいろあるんだね。今度試してみようかな。
まとめ
- 砂糖は乾燥して水分が飛ぶ場合に固まる
- 砂糖が固まるのを防ぐには、乾燥させなければ良い。
- 砂糖が固まってしまった場合は、水分を加えてあげればほぐれる。