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三温糖はなぜ薄い茶色をしているの?着色料(カラメル色素)で着色されているから?カラメル色素が使われていない砂糖を紹介!

三温糖はなぜ薄い茶色をしているの?着色料(カラメル色素)使ってる? 砂糖
砂糖
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三温糖ってなんで色がついているの?カラメル色素で着色しているって本当?

こういった疑問を解説したいと思います。

  • 三糖はどうやってつくられているのか
  • 三温糖の色は着色料で着色されている?
  • 着色料(カラメル)が使用されていない砂糖メーカーを紹介
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三温糖はどうやってつくられているのか。

三温糖がどうやって作られているのか知りたい。

三温糖はその名の通り「砂糖の汁を三度煮詰めて作る砂糖」だから三温糖と呼ばれています。

どういうこと?

砂糖結晶のつくりかた

まずは砂糖結晶のつくりかたについて説明します。

砂糖結晶の作り方。原料の糖液であるファインリカーを砂糖結晶を作る釜(結晶缶)で煮詰めます。そうすると、砂糖結晶と糖分を含んだ蜜が生成されます。蜜は少し着色しています。

砂糖結晶の原料はファインリカーと呼ばれる糖液です。この糖液から水分を飛ばして結晶にします。実際には釜で煮詰めて結晶を作ります。

そうすると、砂糖の結晶と糖分を含むドロドロの液体(蜜)に分けられます。

このとき蜜は釜で煮詰めたせいで、カラメル化が生じて少し黄色っぽく着色します。

砂糖を加熱すると褐色に着色するやつね。

それで、三温糖はどうなの?

三回(ぐらい)煮詰めて三温糖ができる

先ほどの蜜にはまだ糖分が残されています。この糖分を無駄にしないために、蜜を原料にしてまた結晶をつくります。

三温糖の作り方。原料の糖液であるファインリカーを砂糖結晶を作る釜(結晶缶)で煮詰めます。そうすると、砂糖結晶と糖分を含んだ蜜が生成されます。蜜は少し着色しています。この蜜を複数回煮詰めてできたものが三温糖です。三温糖はカラメル化が進んだ蜜を原料にして作られているため、その色を引き継ぎ薄い茶色をしています。

三温糖は砂糖メーカーが糖分を無駄にしないためにつくった商品ってことなんだね。

そして着色しているのはスクロース(ショ糖)が加熱されてカラメル化していたからなんだ。

何回煮詰めるかは、メーカーによって異なるみたいです。

砂糖工場で三温糖をつくる工程についてはこちらの記事で詳しく解説しているよ!

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三温糖は着色料で着色されている?

三温糖とカラメル色素(着色料)

着色料で着色されている三温糖もあるみたいなんだけど。

メーカーによっては品質を均一にするために、カラメル色素を使用している場合もあるみたいです。

工場によって「カラメル色素」を使用している商品もございます。カラメルは砂糖を原料としており、色を均一に仕上げるために使っております。

DM三井製糖 三温糖

各メーカーの三温糖にカラメル色素が使われているか大調査

精糖工業会に所属する砂糖メーカーのカラメル色素使用可否を調べてみました。

カラメル色素が使用されていない砂糖

  • 東洋精糖(みつ花印)
  • フジ日本精糖(フジさくらんぼ印)
  • 伊藤忠製糖(クルルマーク)
  • 第一糖業(セブン印)

カラメル色素が使用されている砂糖

  • DM三井製糖 ※1(スプーン印)
  • 日新製糖 ※2(カップ印)
  • 塩水港精糖 ※3(パールエース印)
  • 日本甜菜製糖(スズラン印)

※1:工場によって異なる。

※2:新東日本製糖社製のものが対象。

※3:関西製糖社製のものが対象。

カラメルは品質管理のために使用されており、使用されているから良くないわけではないです。

カラメル色素が使われているかの見分け方

いま使っている砂糖でカラメル色素が使われているか見分け方を教えてほしい。

砂糖のパッケージに書いてある食品表示の原材料名を見てみてください。

一括表示(食品表示)、名称 三温糖、原材料名 原料糖

カラメル色素が使われていない三温糖は、原材料が原料糖だけ。

一括表示(食品表示)、名称 三温糖、原材料名 原料糖/カラメル色素

カラメル色素がつかわれている三温糖は、原材料名にカラメル色素と書かれている。

パッケージにちゃんと書いてあったんだね。

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まとめ

  1. 三温糖は糖液を複数回煮詰めてできた砂糖
  2. 煮詰める段階で熱によりカラメル化が生じて着色する。
  3. メーカーによっては、カラメル色素を添加して品質を整えている。